国内株:【8591】オリックスについて考えてみた
こんにちは。
本日は、初心者なりに国内株式の検討として、オリックス(8591)について考えてみたので、その記録です。
会社概要(2017年9月末)
- 会社名;オリックス株式会社
- 設立;1964年4月
- 本社;東京本社・大阪本社
- 株主資本;2,610,740百万円
- 従業員数;35,912名
- 発行済み株式総数;1,324,142,328株
- 事業内容;多角的金融サービス業
- グループ会社;連結会社867社 関連会社184社
誰もが知っているオリックスさん。改めて企業概要をみると、とても大きな会社ですね。
事業内容が多岐に渡りすぎて、異なる業界の自分としてはよくわからないものもあります。オリックスさんのサイトを確認しますと、以下の6つの事業セグメントで構成されていそうです。
- 法人金融サービス
- メンテナンスリース
- 不動産
- 事業投資
- リテール
- 海外
業績
(億円)
2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
営業収益 | 10,525 | 13,753 | 21,743 | 23,692 | 26,787 | |
営業費用 | 9,016 | 11,722 | 19,175 | 20,815 | 23,494 | |
税引前当期純利益 | 1,726 | 2,863 | 3,440 | 3,913 | 4,250 | |
当社株主に帰属する当期純利益 | 1,119 | 1,874 | 2,349 | 2,602 | 2,732 | |
当社株主資本 | 16,436 | 19,193 | 21,522 | 23,104 | 25,077 | |
総資産 | 84,352 | 90,635 | 114,399 | 109,929 | 112,319 | |
ROE(%) ※1 | 7.4 | 10.5 | 11.5 | 11.7 | 11.3 | |
ROA(%) ※2 | 1.33 | 2.14 | 2.29 | 2.32 | 2.46 | |
当社株主資本比率(%) | 19.5 | 21.2 | 18.8 | 21.0 | 22.3 | |
D/Eレシオ(預金含む)(倍) | 3.4 | 2.8 | 2.7 | 2.5 | 2.3 | |
D/Eレシオ(預金除く)(倍) | 2.7 | 2.2 | 2.1 | 1.9 | 1.7 | |
有利子負債 ※3 | 55,563 | 53,640 | 57,014 | 56,850 | 57,531 | |
1株当たり当社株主に帰属する 当期純利益 (円) |
(基本的) | 102.87 | 147.75 | 179.47 | 198.73 | 208.88 |
(希薄化後) | 87.37 | 143.20 | 179.21 | 198.52 | 208.68 | |
1株当たり当社株主資本(円) | 1,345.63 | 1,465.77 | 1,644.60 | 1,764.34 | 1,925.17 | |
配当金(円) ※4 | 13.00 | 23.00 | 36.00 | 45.75 | 52.25 | |
従業員数(名) | 19,043 | 25,977 | 31,035 | 33,333 | 34,835 |
※1 当社株主資本・当社株主に帰属する当期純利益率
※2 総資本・当社株主に帰属する当期純利益率
※3 長短借入債務および預金
※4 該当決算期に対する1株当たり配当金額
売上、純利益ともに増加しているようです。配当も数年で倍近くまで増えています。
2018年3月期の予測は、純利益3,000億円ですが、2017年4月~9月(上期)では、1,660億円を達成しているので、順調に推移しているようです。
一番大きな利益を出しているのが海外事業セグメントで、上期で814億円と、2017年上期の515億円から大きく成長しています。
株主資本の効率性を表すROE(株主資本利益率=一株当たりの利益/一株当たりの株主資本)は2017年上期で13%であり、ここ数年は11%以上で推移されているようです。
PERとPBR
予想PER(株価収益率=株価/一株当たりの利益)と実績PBR(株価純資産倍率=株価/一株当たりの株主資本)がどうでしょうか?
本記事執筆時点(2018年1月7日)で、予想PERは8.3倍、実績PBRは0.98倍となっています。
引用;SBI証券
株主配当
予想一株配当は63~64円ですから、予想配当利回りは3.14%となります(2018年1月7日時点)。
引用;SBI証券
株主優待
株主カード
株主優待カードでオリックスグループのサービスが割引価格で使用できます。ホテルやレストラン、野球観戦、水族館、レンタカーなどなど、多岐に渡っています。この辺りは、さすがさまざまな事業をされているオリックスさんといったところでしょうか。
ふるさと優待
こちらはカタログギフトが届くようです。日本各地の名産品を入手できますね。さらに3年以上保有していた場合には、ワンランク上のカタログギフトになります。和牛セット等を選べるようになっています。
結論
以上を鑑みると、個人的に感じたことは以下です。
- 日本・海外を含め多岐に事業を展開していますので、各国での景気に影響したリスクや地政学的なリスクも考えられますが、逆にさまざまな事業を展開することで一つに集中した投資とならず、リスク回避となるともいえる。
- 予想PERや実績PBRからも割安感を感じる。
- 株主配当も3%以上あり、株主優待によりさらに実質的な株主還元は配当以上の価値がある。
よって、株式の購入の方向で行きたいと思います。
ちなみに、オリックスさんのCMも好きです。
※株式購入、投資の判断は個人の責任でお願いいたします。上記の記録は、執筆者個人の見解ですので、この記事をもとに投資された際の損害に対する責任は一切負いません。
See you again!